陰陽五行に組み込まれた概念、五常——仁・義・礼・智・信。
現行の四柱推命では五行に対応させられ、性格や運勢の解釈にも使われます。
しかし、実はこの五常、
元々は四つしかなかったのです。
大元は孟子の四端説に基づく四徳、仁・義・礼・智です。
人間の本性に備わる道徳心の芽生えを示すもので、本来、陰陽五行のような自然現象とは関係のない倫理的概念です。
季節の変化や木火土金水とは無関係に生まれた、人間社会の規範でした。
ところが前漢の董仲舒は、儒教を国家統治の理念に組み込む過程で、四徳に「信」を加え、五常として体系化しました。さらに五行との対応も設定され、木=仁、火=礼、土=信、金=義、水=智と割り当てました。
ここで起きているのは、自然界の秩序を借りて人間の倫理を正当化する操作です。
現行の五常は、四柱推命の自然循環型理論の本来の枠組みには存在しなかった、人為的な倫理の付加なのです。「信」が加わったのは、儒教思想と国家理念を反映するための後付けにすぎません。
このように思想の出所を辿れば、改ざんの痕跡は明らかです。 存在しなかった「信」を創作し、「四常」を「五常」へと書き換える。この操作が二千年以上、誰にも疑われることなく続いてきました。 4を無理やり5へ。これほど根深い改ざんの上に成り立つ現行の陰陽五行を、私たちはこのまま信じ続けてよいのでしょうか。
やはり、真理に近いのは「琉球四柱推命」だと確信します。



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