【琉球四柱推命の特徴③】
生まれ時間（時柱）を他柱同様、大切に扱う
【琉球四柱推命の特徴④】
命式と周期の影響を深く視る技術を持つ
生まれ時間が大切な理由の中には、琉球四柱推命の技術（琉球四柱推命の特徴③）もありそちらも説明していきます。
当然の疑問。同じ生年月日の人が全然運命が違う理由。
生年月日で運命が分かるのであれば、
≪同じ生年月日の人は同じ運命にならないのはなんで？≫
これ、よく質問されます(*^^*)
中には最初から四柱推命を・・・というか占い自体をアヤシイモノと決めつけ、
「占い師という詐欺師のような人間を困らせてやろう」といった考えからの質問だったりする場合もありますが、基本的には純粋に疑問からの質問だろうと私は思っています。
その疑問は当然ですよね。
見ている情報が同じになるわけなので、運命が違うのであれば占ってもあまり意味がありません。そして、
この疑問に答えられる鑑定士、少ないかもしれません。
ちゃんと答えてる人、あまり見たことないかも。
当然、その疑問には適切な答えがあります。それも１つや２つではなく複数の説明ができます。そして、だからこそやはり「四柱推命」はとんでもなく優れた占術なんだってことを説明できるのです。
適切な答えを出せる鑑定士さんは、きちんと四柱推命を勉強しているという一つの証明にもなるかもしれませんので、これから初めて四柱推命を鑑定してもらう人や、誰かから学ぼうとする方は試しにその先生に質問してみてもよいかもしれませんね。
今回は≪同じ生年月日でも運命が違う理由≫の１つめ。一番分かりやすいものからその理由をお答えします。
同じ生年月日で運命が違う理由①生まれ時間で運命は大きく変わる
生まれた時間は四柱推命の命式では時柱が担当します。
そもそも年柱・月柱・日柱・時柱の４つの柱があるから四柱推命なわけですので、生まれ時間を考慮していないということは、四柱推命として完全ではないということであります。
下のInstagramの投稿は、私が以前この時柱の重要性について詳しく説明した内容になります。
ただ、見返してみると・・・分かりやすくかいてるつもりですが、それでもけっこう専門的。四柱推命をそれなりに知らないと理解できないかもしれません。そして理解できるのであれば、その人たちはすでに時柱の重要性も理解できているってことかも(-_-;)なので今回はもっと簡潔に分かりやすく説明できたらいいなぁと思っています。
もともと生まれ時間を気にしない流派もある
じつは最初から生まれ時間を考慮しないで鑑定する流派・占い師も少なくありません。
もちろん、お客さまの全てが生まれ時間を把握しているわけではない（むしろ把握している人のほうが日本人では少ない）ので生まれ時間なしでみるしかない場合だってあります。
しかしその場合であっても、生まれ時間がないということは
「運命が大きく変わる可能性があるという前提」で本来はかなり慎重な鑑定になるのが普通です。これが最初から「生まれ時間を考慮しない」鑑定士には無いわけなので、同じ三柱での鑑定でも内容（お伝えする言葉には）大きな違いが出てくるでしょう。
時柱が「ある」・「ない」で命式のバランスが変化する
ここから少し専門的になります。運命をみるのにとても重要な要素に、
命式から全体の「五行のバランス」や各「五行の力量」を計る
という技術があります。これが時柱の存在で大きく変化するわけです。
しかし、最近ネットを見ていると明らかにこのバランスや力量を考えずに
「通変」「１２運」「特殊星（神殺）」「空亡」といった分かりやすいものだけで判断している鑑定士がやたら多い・・・。
考えてみれば、そもそもバランスや力量をきちんと考慮する技術があれば「三柱だけでしかみない」といった考えにはならないわけなので、こういった現状も当然といえば当然かもしれませんが。。。
年 丁亥
月 壬子
日 丙戌
上記のような生年月日の人がいたとします。日干の火元素の力量はとても弱く、全体的に水元素の力量が溢れています。この人は身弱な人になります。
日干は丙ですが、丙の人の勝気で陽気な要素は少なく、消極的で自分に自信がない、自己抑制的な人になるでしょう。
年 丁亥
月 壬子
日 丙戌
時 壬子
上記のような時間を追加してみましょう。いかがでしょうか？
時柱を加えると更に水が強く、火が弱くなります。相当な身弱の人となるわけです。では、以下の場合ではどうでしょう？
年 丁亥
月 壬子
日 丙戌
時 丙午
時柱に丙午が入ることで火元素のエネルギーがかなり強まります。
比肩的（自我的）な性格が現れるでしょう。もはや身弱ですらありません。
これは分かりやすい例ですが、このように時柱に何が入るかで
命式全体のバランスも、各五行の力量も大きく変わる
ということです。そしてそれは
性格が全然違う人
になるということですね。これが生年月日が同じでも運命が違う理由の①つです。
ちなみに例えば傷官と食神では五行としては大きな違いはありませんが、性格としては大きくちがいます。このあたりも考慮する必要がありますね。
命式と周期の繋がりが密接に運命に関わっている
【琉球四柱推命の特徴④】
命式と周期の影響を深く視る技術を持つ
これが琉球四柱推命の特徴であり、優れた技術でもあります。
琉球四柱推命では、大運や年運と命式との関係を重要視しており、その影響を詳細に導き出す技術をもっています。
ここでは詳しい技術は控えますが、時柱も他の柱と同じように運命に大きな影響を及ぼす時期があるといえます。
つまり、各大運周期（１０年周期）によって性格は影響を受けているため、
2人の時柱が違えば、各周期でも性格も毎回違うものになっているということです。
時差もしっかりと考慮する
上記までの説明で、時柱が違えば運命が変わるということが分かると思いますが、それは干支が一つズレていても運命が変わる要因になるということでもあります。それってつまり、
生まれた時間によっては時差の影響で時柱が変わる人を考慮しないといけない
ということでもあります。なので生年月日と生誕時間、それに出生地はセットで鑑定することが大切だと言えます。
合化する場合、日干が変化することもある
以前、ものすごく鑑定結果と本人の運命に違いがあることがありました。まだ鑑定暦浅く未熟だったころです。本人の性格と命式が明らかに違うのです。
しかし命式は嘘をつきません。
私は必死に考えました。そして、気が付きました。
あ、これ、けっこうギリギリですやん。
そう、出生地や時差などの細かい修正を入れると、その人の時柱はあと１～２分で別の干支になるんです。誕生時間は細かく正確ではないことがあっても不思議ではありません。これくらいの誤差もあるでしょう。こういった感覚って、パソコン入力で命式を出していると鈍ってきますよね💦
そこでその人の誕生時間を数分ずらしてみると・・・
あ、合化してるやん(*´з`)
そう、日干と時干が干合してて、しかも合化条件を満たしていました。
つまり日干が変化していたわけです。そりゃ、鑑定が当たらないわけですよ。
この件は本当に学びになりましたね。改めて時柱の大切さを知りました。
これって、三柱で鑑定するということは
間違った運命を伝えてしまう
という危険性があるということ。我々鑑定士はそのことを肝に銘じている必要がありますよね。
今日はここまで。
琉球四柱推命鑑定士 喜多手繋
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